北海道を舞台にした大都市近郊私鉄ネタをやっている時に
頭を悩ますのが車両のスタイリングだったりします。
JRの車両を見るとわかりますが、規格型が大流行の今でありながら、ぜんぜんその規格から逸脱したものばかりが大手を振って歩いてます。これは雪対策が大きいのですがね…。
で、最低限これだけ抑えていれば北海道型っぽく見えるか?
と思えるスタイリングの要素を上げてみます。
・ヘッドライトは多く付ける。なおかつ「上下」に分けて。
少なくとも昭和50年代以降に現れた想定の車両で有れば
キハ40などの例外を除いて北海道の地上を走る車両は
4つ以上の前照灯を有しています。細かい事を言うと
「上2灯が手元を照らし、下2灯(以上)が遠くを照らす」
ようになってるケースが多いです。
後、テールライトの位置に関しては制約は無いようで、上下はテンでばらばらのようです。
JR北海道車両のライト位置
上テールライト;183系500番台、721系、731系、281系。
下テールライト;785系、283系、261系、789系。
・片引き扉にこだわる必要は無い?
JRの車両が皆片引き扉を採用してるのは、岩見沢以遠の寒さと吹雪の吹き込み具合が尋常ではないため…というのが定説みたいです。つまり岩見沢、江別方面へ行く区間あるいはJRへの乗り入れを前提としないのであれば、案外両引き扉でも無理は無いのかも。
・雨樋は露出しておいたほうが良い
JRの車両を見ると、張り上げ屋根構造を採用しているケースはきわめて少ない事に気づくと思います。国鉄時代だとキハ56系や旧客の一部、JR化後はキハ283系のみ…これは雨樋が絡んでるから…と言うのが私の推測だったりします。
おそらく、冬季雨樋に入った雪が固まって凍り、膨張した氷が車体を傷つける事を嫌がって雨どいを露出させているのかと思います。
A-Trainなどの規格型を使う場合は、ここら辺気をつけておくべきかと。
・フロントグラスのデザインは時代を考慮して
思い切ったスラントノーズをやる場合、グラスエリアは小さくするか細かく仕切る、あるいはガラスではなくポリカーボネートを使う…と言った事をしておくほうが良いと思います。