
この2者を比較すると、LH02は基本的な車体はアルナ車両のリトルダンサーS型で、あくまでシステムの試験が主眼のようですがSWIMO-Xは車体の隅々までかなりの新機軸が取り入れられた車両であるようです。
http://www.hobidas.com/blog/rail/bogie/archives/2007/11/lrvswimo.html
http://www.hobidas.com/blog/rail/bogie/archives/2007/11/swimob.html
【ネコパブリッシング・ホビダス内レイルマガジン公式ブログ:台車近影より】
下のURIのページを見ていただくと判りますが、両端の台車はとんでもないものを使ってます。異径車輪を使った台車で低床化を図った例は最近では元名鉄のモ800等がありますが、これはそれを寄り極端にしたものとも言えるでしょう。非動力の車輪は実質上誘導輪としての役割しかなく、ブレーキシューやディスクすら付いてません。
元々SWIMOはハイブリッドありきで開発が始まったものではなく、2000年ごろから川崎重工内で国内路面電車市場への参入を考えて車両の試作は始まっていたそうです。当然、発表当初言われていたアルナ製車体などではなく、れっきとした川崎オリジナルの車体だそうです。
その中でこの奇妙な台車なども生まれたのでしょう。
そう考えると、U3プロジェクトへの参加がなぜ見送られたのかが気になったりもしますがね(^^;
果たして実際に軍配はどちらのシステムに上がるのか。川崎側車両の新機軸は果たして上手く動くのか。気になる所ですな…。